カンボジア スタディツアー

眞理子さんの眠るカンポットにドムライロミエル小学校が出来ました!

カンボジアに学校を贈る会代表 辻村 聖子

 岡村眞理子さんの「すべての子ども達に教育を!」をカンボジアのカンポットで活動を始めASACが活動を始めて17年になりました。活動を始めたころは景気もよく、多くの方々・企業・団体から寄付をいただくことが出来、次から次へと学校を建設していくことが出来ました。その岡村眞理子さんが2006年に亡くなり、景気も思わしくなく、以前ほど寄付が集まらなくなってきました。そこでなんとか眞理子さんの7回忌に合わせて「カンボジアに学校を贈る会」の会員の力でカンポットに小学校を建てたいと思いました。幸い、すぐに賛成してくださる方々がいて、レンガ募金の積立を合わせるとなんとか実行の目途がたちました。2011年7月には田中智恵さんと二人で候補になる学校を視察に行くことができました。子ども達の住む村は昔と少しも変わっていません。電気も水道もありません。
 候補校が決まり、会員の皆さんや友人に寄付を募り昨年末には目標額に達しました。ありがとうございました。11月に着工し、建設の進捗状況は逐次プノンペン事務所の浦田富貴美さんがサバイとメーリングリストで伝えてくださいました。
 そして待ちに待った開校式に合わせて、臼井芳江さん(眞理子さんの妹)、田中智恵さん、牧野房江さん(国際ソロプチミスト船橋元会長)、奥田みどりさん(岐阜)、坂本正次郎さん(高松)と辻村6名で1月29日成田出発。プノンペンに一泊。翌日カンポットに移動。1月31日朝、チュムクリエル寺院の眞理子さんのお墓にお参り、ASAC 127校目のドムライロミエル小学校開校の報告をしました。昨年よりお墓がきれいになっていました。エンジニアのサンボーさんがお金を出して、定期的に塗り替えてくださっているそうです。ずーとお墓を守ってくださる方がいることを知って、ほっとしました。
 開校式はカンボジア式でお坊さんのお祈りから始まりました。そして郡長のご挨拶の中で眞理子さんのカンポットへの貢献への感謝と黙とうがありました。カンポット州の小学校301校のうち64校をASACが建設したのですから、本当にすごいことだと思います。でも最初に訪問したときと子ども達や地域の人々の暮らしはどれほど豊かになったかと思うと暗澹たる気持ちです。そして教育長までがASACにもっともっと支援してと訴えるのです。国際協力ってなんなんだろうと改めて考えさせられながら、スピーチを聞いていました。
 式典は順調に進み、テープカットをして、各教室で子ども達に会いました。2部制の両方が一教室に入っているため、室内は満員です。先生方から「ありがとう!」を教えられ、みんなで「ありがとう!」と繰り返してくれました。6人で手分けをして、寄付されたノート一冊と鉛筆5本と消しゴム、鉛筆削りを配りました。いつも通り、まだ学齢に達していない子ども達までノートを待っていました。3教室の子ども達に配り終えたら、汗びっしょりになっていました。教室に貼ってあった世界地図から日本、そして千葉を見つけてシールをつけて、「私たちのカンボジアに学校を贈る会はここにあります」と紹介するだけで時間切れになってしまいました。
 子ども達の笑顔、そして明日からこの校舎で勉強して貰えると思うと、みんなで努力した甲斐があったと思います。是非、元気にしっかり勉強し、地域のリーダー、国のリーダーに育ってほしいと願わざるをえません。そこまでずーと子ども達の成長を見守れたらいいなと思いながら、学校を後にしました。
 眞理子さんがカンポットで始めた学校建設、今日まで17年間続いてきました。多くの子ども達にすこしでも良い環境で勉強して貰え、きっとたくさんのリーダーが育ってくれることでしょう。「眞理子さん、あなたが思い描いた「すべての子ども達に教育を!」と始めたカンポットではたくさんの子ども達が校舎で勉強できるようになりましたよ。」その思いをカンボジアに学校を贈る会の会員として共有させていただけたことに感謝します。関わってくださった皆さまありがとうございました。