オークンチュラン
大学生による絵画ワークショップ

 こんにちは、学生団体オークンチュランです。この団体はお茶の水女子大学の学生が中心となり、2011年10月に発足されました。ポル・ポトの歴史がもたらした負の遺産に衝撃を受け、カンボジアの子供たちに美術や体育、音楽といった情操教育に触れる機会を提供することで、彼らが自らの可能性を見つけるお手伝いをしたいという想いのもと、活動しています。
夏休み中ですが6年生22人が集まって
くれました。色紙を使ってグループ分け
こういう絵は初めて、難しい!
できあがった作品
ハンカチ落としをして遊びました
具体的には今回のような現地の小学校でのワークショップ、大学内でのカンボジアの現状や歴史に関する勉強会、また国内でのチャリティイベントの企画運営などを行っています。
 ASAC様のご協力のもとワークショップを行わせていただくのは、今回で2回目となります。前回は、昨年3月に子どもたちと折り紙を使って大きなちぎり絵づくりに取り組みました。  今回のワークショップは、2009年にASAC様と外務省の援助で開校したコンポンチャム州のトゥコウ小学校で行わせていただきました。対象は小学6年生。ペアとなった友達の似顔絵をお互いにクレヨンで紙に描き、プレゼントし合おうという内容です。
 当日、ワークショップには22人の子どもたちが来てくれました。最初は一色のみを使い、なかなか筆が進みませんでしたがが、「髪はどんな感じかな?」、「最低5つの色を使って書いてみよう」などと呼び掛けると、次第にのびのびと書けるようになっていきました。また友達の顔だけでなく、体や服、背景に家や動物、好きなものを描いてみることを提案してみると、自分の家やお花、動物の絵など思いのままに描いてくれました。作品を完成させた後は、数人の生徒に自分が描いたものについてみんなの前で発表してもらいました。発表してくれた子どもたちは自分の絵を一つずつ丁寧に説明し、聞いている子どもたちもそれに耳を傾け、さらには発表を終えるとみんなで拍手をして褒め合っていた姿が見受けられました。最後に描いた絵をペアでプレゼントし合うと、お互いに感想を言い合ったり、近くの友だちに見せたり、大変微笑ましかったです。その後は中庭に出て、全員でカンボジア流のハンカチ落としを行いました。

 私たちは小さい頃から図工や美術、音楽、体育といった学校での授業を通して、情操教育の機会を十分に与えられてきました。自分を表現することの楽しさや素晴らしさ、自分が表に出したものに自信を持つことの大切さ。これらはけっして当たり前に学び得るものではないということ、また情操教育がいかに重要な機会であるかを痛感しました。
 このようにワークショップを行うことができるのは年に数回ですが、子どもたちが楽しい時間を過ごし、これが少しでも将来に役立つ経験となってくれれば幸いです。今回の経験を生かし、今後も活動を継続していきたいと考えております。最後になりますが、ASAC様、私たちにお力添えいただき、大変ありかとうございました。